こんにちは。こーせい<h_0918_k>です。
先日、このようなツイートをしてみました。
去年は「新卒フリーランス(4ヶ月の勤め人経験はあるけど)」として活動していた部分もあったけど、経験してみてわかったのは新卒でいきなりフリーになるのはおすすめできないってこと。今いる会社が嫌なら、「転職」+「副業」で稼いで、その過程を発信した方が今の時代ウケますよ。
— こーせい / シンプルライフ (@h_0918_k) 2019年11月1日
2018年8月に、新卒で入った会社を辞めてフリーランスになってから早1年が経ちました。
4ヶ月間の「勤め人」経験はあるものの、「新卒」という貴重な時期をフリーランスとして活動していた期間が長いので、ほぼ「新卒フリーランス」と呼んでも大丈夫かな?と思います。
本記事を見つけてくれた方の中には、「新卒でフリーランスになろうか考えているんだけど、実際どうなの…?」という疑問を抱いている方も多いと思います。
夢や期待を膨らませた状態で本記事を読んでいる方には本当に申し訳ないんですけど、実際に新卒フリーランスを経験した僕から言わせてもらうと「正直おすすめできない」っていうのが本音です。
とは言っても…ここで突き放しても意味がありませんので、僕の経験談を元に、「新卒フリーランスのメリット・デメリット」「もし会社が嫌なら、”転職”+”副業”が最強な理由」について、本記事では詳しく深掘りしていきますね。
■目次■
実際に「新卒フリーランス」を経験してみた感想を、本音でお伝えします
新卒フリーランスのメリット・デメリットをお伝えする前に、実際に経験してみた僕が、その感想を本音でお伝えしようと思います。
1.4ヶ月で会社を辞めてフリーランスになったけど、失敗したら「アルバイトで稼げばいいか〜」のノリだった
「4ヶ月で会社を辞めてフリーランスになるなんて、不安はなかったの…?」とよく言われるんですけど、正直不安は一切なかったですね。
これには理由があって…大学4年生(2017年頃)から本格的に読書を始めたんですけど、その時に僕の人生の指針となるような本を手に取ったんですよね。
その本のタイトルを先にお伝えすると、堀江貴文(通称:ホリエモン)さんが執筆した「ゼロ」という本です。
ホリエモンと言えば…「好きなことを仕事にしよう」「人生は今が大事」という考えを一貫していますが、その考えが僕にものすごく刺さりました。
特に「ゼロ」では「今いる会社が嫌なら、さっさと辞めればいいし、アルバイトで月10万円稼げば最低限の生活はできるよね」っていうことが書いてあったんですよね。
大学4年生の頃にそのような考えに触れていたので、「新卒で入った会社を辞めるか、辞めないか」で迷っていた時にこの考えを思い出して、「もし失敗したらアルバイトやればいいか〜」くらいのノリで独立しました。
ちなみに、僕が「4ヶ月で会社を辞めた理由」に関してはこちらの記事で詳しくまとめていますので、あわせてどうぞ。
関連記事:「今日から会社に行きません」と言って会社を辞めたけど、問題なく退職できました【体験談】
2.フリーランスになってからは、ひたすら孤独に作業をした
僕はこの日のことは一生忘れないでしょうね…2018年8月9日、僕は思い切って新卒で入った会社を4ヶ月で辞め、晴れてフリーランス生活がスタートしました。
「あれからもう1年以上が経ったのか…」と思うと感慨深いですが、当時の僕の状況を簡単にまとめると、こんな感じ。
- ブログを開設してからまだ2週間しか経っていない
- もちろんブログの収益は0円
- ツイッターのフォロワー数は500人程度
- もちろんYouTubeなんて始めていない
今でこそツイッターのフォロワーが1万人を超えていて、かつブログでもそこそこ稼がせてもらって、YouTubeも登録者が1万人いる僕ですが、会社を辞めてすぐのころは「なんでこの状態で独立したの?」という悲惨な状況。
しかし、僕の長所なのか短所なのか、人によって捉え方は様々だと思いますが、「根拠のない自信」だけはあったんですよね。
まあ元々独立願望はあったので、「ここで会社をスパッと辞めて、フリーランスとして成功させるぞ〜!」っていう気持ちだけは誰にも負けない自信はありました。笑
それからは孤独に、ひたすら作業に打ち込む日々の積み重ねです。
当時のブログ記事を振り返るとまあ悲惨なものですが、自分なりに「ブログの稼ぎ方」を先輩ブロガーの記事を読み漁って勉強したり、ツイッターの運用ノウハウを研究して自分なりに実践してみたり…。
当時は右も左もわからない中ブログ運営をしていたので、今考えると「もっと効率の良いインプットの方法あったやろ…」と突っ込みたくなりますが、この頃にひたすら作業をしてきたからこそ、今の僕があると思っています。
フリーランスって一見「自由」そうに見えますが、みんな見えないところで凄まじい努力をしていますよ。
ただ、「好きだからやっている」っていう気持ちが強い人が、今後も生き残っていくとは思いますが。
3.転がってきたチャンスは、ひたすら掴んできた
僕の場合は「ブログで独立」するという、一般的なフリーランス(エンジニアやデザイナー、ライターなど)とは異なるお金の稼ぎ方を選びましたが、チャンスが転がってきたらひたすら掴む努力だけはしました。
例えば、2018年は「ブログブーム」と言っていいくらい、ブロガーの新規参入が相次いだり、ブロガー同士でスポンサー(広告)を募集しあったりといろんなことが盛んだったんですよね。
その中でも、初心者ブロガーなりにスポンサーを獲得したり、稼げるアフィリエイト案件があればひたすら飛びついたり…と、転がってきたチャンスはとにかく掴んでましたね。
そして、最大のチャンスといえばやはり「YouTube」でしょう。
YouTubeは半年で登録者1万人を超えましたが、それも同じフリーランスの友人の助言と協力があって達成できた数字ですし、その時に友人の助言を聞いていなければ、僕はYouTubeを始めることはなかったと思っています。
それだけ「転がってきたチャンスを拾うこと」「チャンスを掴むために、日々情報収集の感度を高めること」はとても大事なことだと思っています。
「新卒フリーランス」のメリット・デメリットをお伝えします
本音の感想をお伝えしてきたところで、メインの「新卒フリーランスのメリット・デメリット」について詳しく深掘りしていこうと思います。
先に結論をお伝えすると、こんな感じ。
- メリット①:自分で時間をコントロールできるようになる
- メリット②:「新卒フリーランス」という存在が珍しがられる
- デメリット①:独立初期は、とにかくお金がない…!
- デメリット②:会社員経験を積まないと学べないことが山ほどある
それでは詳しく見ていきましょう。
メリット①:自分で時間をコントロールできるようになる
これは「会社員→フリーランスに転向」した人はみんな口を揃えて言うと思うんですけど、自分で時間をコントロールできるってこれほど幸せなことはないですよ。笑
会社員って「出社時間にあわせて起床して」「支度ができたら遅刻しないように通勤して」「定時 or 残業まで仕事をして」「帰ってくる時間は夜」っていうのが当たり前ですよね。
しかし、フリーランスになるとそもそも出社時間という概念はありませんし、早起きしようが、遅く起きようが誰にも怒られることはありません。
そして、仕事をする時間も自分で決められるので、会社員のように朝早く起きて夕方まで仕事しても良いですし、朝はゆっくり起床して、昼から夜にかけて仕事をしても良いってわけです。
僕は自分の時間を誰かにコントロールされるのが嫌なチョー嫌な性格だったので、仕事の時間を自由に決められるっていうのは僕にとっては幸福度が爆上がりでしたね。笑
とはいえ、「誰にもコントロールされない」ということは、必然的に「自己管理能力」が問われるわけなので、「誰かに言われないと仕事ができない」といった自己管理能力が低い人には、正直フリーランスはおすすめしません。
メリット②:「新卒フリーランス」という存在が珍しがられる
SNSで「新卒フリーランスです!」って発信すると、「え!?新卒でフリーランスなの…!?」という反応が多くなるので割と珍しがられるんですよね。
これの理由は単純で、普通大学を卒業したらほとんどの人が就職するじゃないですか…それなのに新卒で「独立」しているってだけで母体数が少ないですし、そういった人たちの発信を見たい、という層も一定数いるわけです。
とは言っても、もちろん「新卒で独立」なんてほとんどの人が取る行動ではないので、「こいつは会社員経験がない!社会ではやっていけないぞ!」みたいな批判がくることもしばしば…。
僕も独立当初は言わば「アンチ」という人たちに悩まされることもありましたが、今となっては普通に生計が成り立っていますしそれなりに結果も出ていますので、批判がくることはほとんどなくなりましたね。
最初は「口だけ」達者だった僕ですが、きちんと行動で示したことで批判が減ったのかな?と思っています。
デメリット①:独立当初は、とにかくお金がない…!
「結局”カネ”!”カネ”がないと生活できない!」っていうのが結論ですが、独立当初はとにかくお金がありませんでした…。
それもそのはず、元々会社から決まったお金が毎月振り込まれていたのに、会社を辞めたら「お金のセーフティーネット」がなくなるんですよ…もちろん不安になることもありましたよ…。
とは言っても、「お金がないなら節約するしかない」という考えだけはあったので、独立当初は「1日1食、すき家の牛丼」で毎日過ごしていましたね…これもまた懐かしい。
そして洋服類もほとんど買わず、大学時代に着用していた私服をそのまま使っていたりと、お金がないなりに日々の生活を工夫して過ごしていました。
今でこそそこそこ稼がせてもらってますし、毎月旅行に行けるくらいの金銭的余裕はありますが、そうなるまでに「丸1年」はかかっています。
もしあなたが新卒フリーランスを目指しているのであれば、「固定費を下げる(実家に戻るなど)」「即金性のある仕事を引き受ける(クラウドソーシングを使ったライター業など)」をやることをおすすめします。
デメリット②:会社員経験を積まないと学べないことが山ほどある
こんなことを言うと「会社員経験を積んだことがない人と関わってお金を回していけばいいじゃん」と思ってしまいますが、とはいえ日本人の9割は勤め人なので、やはり会社員ならではの「常識」は知っておいた方が仕事がしやすいですね。
特にクライアントワークがメインのフリーランスの場合は、取引先が「会社」という方もいらっしゃるので、必然的に「会社員ならではの常識」にとらわれてしまう可能性があります。
まあここで例を上げるなら、「納期はしっかり守る」「メールの書き方」「取引先とのコミュニケーション」などなど…。
こういった言わば「会社員の常識」は、やはり会社員経験を積まないと学べない部分が多いので、会社員経験が全くない状態でフリーランスになると、自分の常識との乖離で悩んでしまうことがあると思います。
とはいえ、逆に「会社員の常識」を知っているフリーランスは楽勝ですよ…。笑
「納期を守る」なんて仕事では当たり前の話ですし、取引先と難なくコミュニケーションが取れるだけで「仕事がデキるフリーランス」という信頼を獲得できますからね。
ぶっちゃけ、「新卒フリーランス」はおすすめしません【経験者は語る】
ここまで新卒フリーランスのメリット、デメリットについてお伝えしてきましたが、正直僕のように「スキルゼロ」の状態で独立するのはおすすめしません(経験者は語る)…。
これは僕自信の経験談ですが、ぶっちゃけ「スキルゼロ」の状態で「独立してお金を稼ぐぞ〜!」って思っているのであれば、「自分ならうまくいく!」っていう自信がないと継続できないかな?と思っています。
僕が会社を辞めたタイミングは、ブログを開設してからまだ2週間しか経っていなかったですし、正直他の人から見たら「絶対うまくいくわけないやろ!」と言われるくらい、不安定な状態だったんですよね…。
でも僕がここまで継続できた唯一の理由は、「自分ならうまくいく!」っていう「自信」があったから。
というか、それくらいのマインドがないと途中で諦めてしまって、今頃アルバイトで食いつないでいるか、どこか他の会社に転職して会社員生活を送っていると思いますよ…。
「スキルゼロ」の状態で独立するって言うことは、それだけ「メンタルの強さ」が求められるって言うことです。
一方で「新卒フリーランス」を目指した方が良いって人もいます
とはいえ、学生時代に以下のような経験がある方であれば、就職の他に「独立する」っていう選択肢を持っても良いのかな?とは思っています。
- プログラミングのスキルを習得していて、実際にお金を稼いだ経験がある
- デザインスキルを持っていて、実際に仕事を受注した経験がある
- 在学中にスモールビシネスを始めていて、お金を稼いだ経験がある
以上に当てはまる方はすでに独立してもお金を稼げるスキルを持っていますので、「独立してから一文無し」ってことはまずないと思いますし、在学中に起業している方であれば、そもそも「就職」は視野に入れていないと思います。
今いる会社が嫌なら・・・「転職」+「副業」がおすすめです
僕のように「今いる会社が嫌だ!もっと有意義な人生を送りたい…!」と考えている人は、いきなり独立するのではなくて「条件の良い会社に転職」+「副業」がおすすめです。
これには理由があって…正直、「会社辞めました!独立します!」っていう突発的に会社を辞めて独立するのって最近ではあまりウケなくなってきているんですよね…。
そして、万人がスパッと会社を辞められるわけでもないので、仮に「会社辞めて独立」でブランディングして発信活動を始めたとしても、共感してくれる人は少なくなってきているんじゃないかな?と思っています。
最近ではみずほ銀行が副業を解禁したりと、「お堅いイメージ」がある大手企業でも副業解禁が始まっていますし、本屋にいけば「転職」やら「副業」といったテーマの本が目立つように、これからは副業で自分の資産を形成していく時代。
実際に「副業サラリーマン」というポジションで発信活動を始めて、多くの共感者を得ている人もいますので、そう考えるとニーズが大きい市場で自分の価値を高めていく方が生き残りやすいかな?と思っています。
1.今いる会社が嫌なら、まずは「転職」を視野に入れよう
僕のように「今いる会社に居続けるのがしんどい…!もう独立したい…!」とウジウジしている方は、ここで「独立」だけを考えるのではなくて「転職」を視野に入れることをおすすめします。
とはいえ、「新卒で転職活動なんてできるのか…?」と不安に思っている方も多いはず。
しかし、2019年現在は転職市場は盛んですし、仮に新卒1年目で会社を辞めたとしても「新卒3年以内」であれば「第二新卒」という枠で転職活動ができるので、自分が理想とする働き方に近い会社に転職することができるんですよね。
僕自身は元々「独立したい!」という願望があって独立しましたが、全員が全員独立が向いているとは思っていないので、まずは毎月の生活を安定させるためにも、比較的定時で帰宅できるような会社への転職をおすすめします。
ちなみに、当ブログではおすすめの転職サービスも紹介していますので、この機会にぜひ登録してみてください。
「ミイダス」と「リクナビNEXT」は働きたい会社に自分で応募するタイプの転職サイト、「ウズキャリ」は【第二新卒】の転職に特化した転職エージェントになっています。
- 「ミイダス」:質問に答えるだけであなたの市場価値(年収)がわかる!
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2.定時で帰宅できる会社に転職して、「副業」を始めよう
「独立よりもまずは転職しよう!」と先ほどご紹介しましたが、転職だけでは自分の資産はなかなか増えません…特に20代のうちは給料はそこまで上がりませんし、貯金も難しいかと思います。
ってことで、僕がおすすめするのは定時で帰宅できる会社に転職して、副業でお金を稼ぐワークスタイルです。
先ほどもお伝えしましたが、最近では大手みずほ銀行が副業を解禁するなど、大手企業でさえ「終身雇用を守るのは難しい…!」というご時世ですし、コカ・コーラなどは「45歳でリストラ」される世の中なんですよね…。
ってことを考えると、会社員でさえ「いつ、どのタイミングで職を失うかわからない」というご時世なので、会社員のうちから副業を始めて、自分でお金を稼ぐ経験は積んでおいた方が良いですね。
僕の友人の中では転売を副業にしている人もいますし、副業でライター業をやっている人もいますので、これからは20代でも副業をやるのはスタンダードになっていくんじゃないかな?と。
また、その副業を過程をブログで発信するのも良いですよね。
「ブログはオワコン!」なんて言われていますが、「副業サラリーマン」というポジションで、自分がやっている副業をSNSやブログで発信していくと割と共感者も集まるので、SNSとブログの同時運営が稼ぐための秘訣ですね。
ちなみに、当ブログではワードプレスでブログを立ち上げる方法も紹介していますので、あわせてチェックしてみてください!
関連記事:【完全版】初心者でも挫折しない!WordPressでイチからブログを始める方法を徹底解説
3.クラウドソーシングを活用した副業を発信するのもアリ
パソコンを使った副業の中で最もハードルが低いのが、「クラウドソーシング」を使った副業です。
特に僕はライター業をおすすめしますね…最初は文字単価0.5円〜のスタートだと思いますが、「ライティング能力」「リサーチ能力」といった、先ほど紹介したブログ運営では欠かせないスキルをお金をもらいながら学ぶことができます。
また、クラウドソーシングを使って副業をやっている過程を、自分自身でブログやSNSを使って発信していけば、それだけで「副業サラリーマン」というポジションがゲットできますし、ブログでも稼ぐことができるので一石二鳥。
僕がもし「副業サラリーマン」をやるなら、まさにこのやり方で稼いでいくと思います…。笑
「クラウドソーシング」に関しては、大手2社を登録しておいて、自分ができそうな案件から取り組むのがおすすめです!
僕もいつ消えるかわからないので、引き続き淡々と作業をします
ここまで読んでくれたみなさん、本当にありがとうございます。
僕自身、新卒フリーランスを1年間やってみて、正直ここまで生き残れるとは思っていませんでした…。笑
とはいえ、「フリーランスとして成功するぞ!」っていう根拠のない自信だけはあったので、その自信のおかげなのかな?とも思っています。
しかし、僕自身もいつ消えるかわかりません…だからこそ、YouTubeを毎日更新しているし、ブログも適宜メンテナンスを加えながら、「豊かに生活できる方法」を発信しているんですよね。
「新卒フリーランスは正直おすすめしない!」と書きましたが、「別に失敗しても、アルバイトで稼げば大丈夫」というマインドを持っている方であれば、僕は挑戦する価値はあるかな?と思っています。
結局「行動するか、しないか」の違いなので、本記事を読んで「やめておこう」と思った人は挑戦しなくてOKですし、逆に「チャレンジしてみようかな?」と思った人は行動に移すのみです。
僕も引き続き頑張りますね。