こんにちは。こーせい<h_0918_k>です。
最近社会学者の古市憲寿さんにハマって、著書「だから日本はズレている」「誰の味方でもありません」を読み漁る毎日です。
その中でも「だから日本はズレている」を読んでいくと、日本人の「働き方の変化」を学べる部分が多かったので、本記事ではその内容を還元していこうかな、と。
時代は「平成」から「令和」に移り、働き方に関しても「個人の時代の到来だ!」と叫ばれて久しいですが、そんな「個人の時代」の対する、古市さんの解釈もピックアップしてみました。
内定獲得に奮闘している就活生や、今の会社を辞めようか悩んでいる転職志望者はぜひ参考にしてみてください!
■目次■
「だから日本はズレている」から学ぶ、日本人の「働き方」の変化
1.人気企業ランキングトップ10は10年以内に「7割」が入れ替わる
これ知らない人多そうなのでシェア。
>人気企業ランキングトップ10の企業は10年以内に7割が入れ替わっている
>トップ10の企業の10年後の株価は平均株価を大きく下回る
>若者の離職率は中小企業のほうが高い
>大企業の3年未満の離職率は2割なのに対し、中小企業の離職率は6割 pic.twitter.com/ZJ6kG6p6ow
— こーせい / 4ヶ月で会社辞めて独立 (@h_0918_k) 2019年5月10日
以下、本文の抜粋です。
>人気企業ランキングをみてみると、大学生たちの「企業の見る目のなさ」「日本社会の変遷」「社会のムード」がわかって面白い。
>高度経済成長期の日本において、合成繊維業は花形産業。初任給もトップレベルだった。1964年前半にはロンドン証券取引所に株式上場も果たしている。きっと、「これからは合成繊維の時代だ」と浮かれた学生たちに、東洋レーヨンは憧れの企業だったのだろう。
>しかし、1964年後半からプチ不況が起こり、合成繊維の過剰在庫が社会問題にまでなった。そして早速、1966年の文系ランキングから、東洋レーヨンは姿を消している。現金なものだ。
>まず、人気企業ランキングトップ10の企業は10年以内に7割が入れ替わる。そして、トップ10の企業の10年後の株価は、平均株価を大きく下回る株価伸び率になる。
引用:だから日本はズレている
本文にも書かれていますが、就活生の人気企業ランキングトップ10の企業は10年以内に7割が入れ替わる、という衝撃の事実。
しかし、よく考えるとトップ10の企業が何十年間も入れ替わらない…なんてことになると、日本は全く進歩していないことになるんですよね。
例えば、アメリカにおいては30年前はIBMやP&Gといった企業が人気でしたが、現在はご存知の通り、GAFA(Google・Apple・Facebook・Amazon)の台頭が顕著ですよね。
また、日本の人気企業ランキングにはカラクリがあります。
これは以前、人材系の会社に勤めていた知人から教えてもらった情報になりますが、
- 企業側で「絶対に何位以上を取れ」というような目標が上層部から降りてる場合もある
- 3月の合説会場が結構でかいです。投票した学生には抽選で商品がもらえる
- 合説の参加枠を情報サイト側からたくさん買ってたくさん出た方が有利になる
といった感じで、現状は企業側が裏でカラクリを敷いている場合がほとんどなので、全く当てになりません。
しかし、そんな当てにならない「人気企業ランキング」でも10年以内に7割の企業が入れ替わるので、人気企業ランキングで行きたい会社を選ぶのではなく、自分の目で見て、本当に「行きたい会社」に入るのがベストですね。
関連記事:就活でよくある「人気企業ランキング」に惑わされてはいけないたった1つの理由
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2.ノマドとはただの「脱サラ」である
以下、本文の抜粋です。
>1970年代に起こった脱サラブームとノマドを比べてみよう。ツイッターなどのソーシャルメディアを活用する、複数の仕事を掛け持ちする、大きなオフィスを持たないなど、かつての脱サラとの相違点はある。
>しかし、共通点も多い。それはノマドも脱サラも共に、企業社会に対する違和感を表し、会社に雇われない働き方の価値を高らかに謳い上げるという点だ。
>1987年にはリクルートの道下裕史によって「フリーター」という言葉を広める一大キャンペーンが開始された。
>そこでいう「フリーター」というのは、今でいう「ノマド」に限りなく近い。会社に縛られずに自分らしく生きる、自分の夢を持ち続ける、社会を遊泳する究極の仕事人、なんて言葉が当時のリクルートの出版物には並んでいる。
引用:だから日本はズレている
僕自身、新卒で入った会社が嫌すぎて「独立したい!」という願望で見つけたのが、「ブロガー」という生き方。
まさに「自分らしく生きる」を体現できる仕事だなぁ…と思い飛び込んでみましたが、似たようなことは日本の歴史を振り返ると繰り返されてきているんですよね。
しかし、現代が1970年代の脱サラブーム、1980年代のフリーターブームと大きく異なる点は、「インターネット」の発達です。
当時はインターネットが無い時代だったので、脱サラしてビジネスをするのであれば実店舗を構えなければいけませんでしたし、フリーターはもはや「雇われの身」なので、僕からすると「自分らしく生きる」は体現できないのではないか?と。
現代はブログでコツコツと記事を書いていればアフィリエイトの収益が発生し、YouTubeでそこそこ動画が見られていれば、Googleから広告収入が得られる時代です。
確かに「好きを仕事に変える」ことはできていますが、アフィリエイトであればASPの会社に依存していますし、YouTubeはGoogleに依存した働き方です。
結局、いつの時代になっても「自分らしく働く」ことはできると思いますが、「企業から縛られる」ことから解放されるのは難しいのではないか?と。
【最後に】周りに流されずに、「自分は何をしたいのか?」を問う人生を歩もう
最後に僕の考えを伝えると、「人気企業ランキング」とか、「働き方のブーム」に惑わされるのではなく、常日頃から「自分は何をしたいのか?」という問いに自問自答していくのが大事なのではないか?と。
これは会社員だろうが、フリーランスだろうが関係なく、雇われの身であっても、自分がやりたく無い仕事をずっとしているのであれば、時間を無駄にしているだけですし、せっかくの人生を消耗してしまうだけなんですよね。
しかし、自分が本気でやりたいことに没頭できる人生はとても楽しくて、僕の場合だったらブログでSNSで情報発信をしていくのがものすごく楽しいわけで。
世の中には様々な情報が転がっていますが、自分の軸がビシっと決まっているのであれば、あらゆる情報に流されずに済むのではないか?と。
働き方は常に変化している現代だからこそ、自問自答する姿勢が大切ですね。
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