こんにちは。こーせい<h_0918_k>です。
本記事を読んでいるあなたは、こんな悩みを抱えていませんか?
- 残業が多すぎてプライベートの時間を確保することができない…!
- サービス残業が辛すぎて、もっと働きやすい職場に転職したい…!
- 定時帰宅したいのに、先輩の目が気になって残業をしてしまう…!
結論から言うと、「残業が辛くて会社を辞めたい!」と思っているのであれば、今の会社を辞めてもっと働きやすい職場に転職するべきだ思うんですよね。
また、最近では「長時間労働の規制」「ノー残業デー」といった「働き方改革」を国が推進していますが、実際に行われている施策は、20時になると会社のパソコンの電源が落ちたり、強制的に帰宅させるような「その場しのぎ」の施策ばかり。
そこで本記事では、今の日本が抱えている残業の問題点をピックアップしつつ、残業が辛くて会社を辞めたいなら、に会社を辞めた方が良い理由について解説していきます。
■目次■
【その前に】「残業学」から読み解く、日本の残業がなくならない3つの理由
「残業が辛いなら、会社を辞めた方が良い!」っていうことを伝える前に、「残業学」という書籍の内容から、日本の残業がなくならない3つの理由について解説していきます。
1. 日本は「内部労働市場」で個人の仕事が固定化されていない
「内部労働市場」と「外部労働市場」という言葉を知っていますか?
- 内部労働市場:終身雇用が前提で、一度に大量の人材を採用して社内の人間を転勤・異動させるような市場
- 外部労働市場:アメリカのように職務採用が前提で、プロジェクトを遂行する場合に外部から人を雇うような市場
といった感じで、日本では「内部労働市場」を前提に雇用が成り立っているんですよね。
内部労働市場、外部労働市場ともにメリット・デメリットはありますが、内部労働市場のデメリットをあげるなら、「個人の仕事の範囲が決まっていない」ということでしょうか。
アメリカでは「職務採用」が当たり前なので、個人の仕事の範囲は明確に決まっています。
自分の仕事が終われば周りの目を気にせずに帰って良いので、残業が少ないのは納得できますよね。
一方で日本は「総合職採用」が当たり前なので、個人の仕事の範囲が漠然としています。
もしチーム単位でプロジェクトを進行している場合、「チームメンバーの1人の仕事が終わってない!」といった場面に遭遇した時は、その仕事を手伝うために残業を強いられる職場が多いんじゃないかと。
つまり、日本では個人の仕事の範囲が明確に決まっていない「内部労働市場」で雇用が成り立っているので、残業が生まれやすい働き方になっているんですよね…。
2.月に80時間以上「残業」をしている人は「幸せ」を感じている
これは信じられない話かもしれませんが、月に80時間以上残業をしている人は、それ以下の時間で残業をしている人に比べて「幸せ」を感じている人の割合が多い、というデータが出ているんです。
残業時間と「幸福感(主体的幸福感)」に関する分析をしたところ、月の60時間や80時間以上といった「超・長時間労働」をする人たちの一部は、健康などの様々なリスクにおびやかされているにもかかわらず、他の層と比べると幸福を少し強く実感していることがわかりました。
引用:残業学
「残業学」では、こういった残業で幸福感を感じることを「残業麻痺」と呼んでいますが、残業麻痺が起きる要因は2つあると説明しています。
- 残業をした時間分、自分自身が「成長」していると思い込んでいる
- 残業をすればするほど「努力」と認められる企業の存在
まずは個人の解釈の話になりますが、残業をすればするほど、「自分は仕事を頑張っている…!」という思い込みが強くなり、大した成果を出していないのに「自分自身が成長している」と思い込んでしまう人が多いんですよね…。
しかし、仕事量と成果は必ずしも比例しないので、残業をすればするほど感じる「幸福感」は一時的なものですし、残業は過労死やうつ病といったリスクを抱えているので、もはや「麻薬のような幸福感」と言って良いでしょう。
そして一番厄介なのが、残業をすればするほど、「努力している」と認められる企業の存在です。
確かに、高度経済成長期は製造業で成り立っていたので、仕事をすればするほどその分成果が出ていましたが、現代は必ずしもそうとは限らないので「残業をしている人=努力をしている人」わけではありません。
むしろ「少ない時間で、最大の成果を出す人」が努力をしている人、と見られる風潮なので、そういった企業の価値観はアップデートされるべきでしょう。
3.残業は「集中」し、「感染」し、「遺伝」する
残業は「仕事ができない人が遅くまでやっている」というイメージがありますが、現状は「仕事ができる人」に集中している場合が多いそうです。
上司が部下に仕事を振ろうとしている時って、仕事ができない部下よりも「仕事ができる部下」に頼んだ方が早く終わると思っているので、その結果「仕事ができる部下」に仕事が溜まっていきます。
つまり、仕事ができる部下に残業が集中していく、という事態が発生してしまうんです。
また、そのような仕事ができる人が残業している光景を、仕事ができない人が見たらどう思うでしょうか?
日本は「同調圧力」が強い文化なので、仕事ができる人や直属の上司が残業をしていたら「私が先に帰ったら申し訳ない」という思い込みが生まれて無駄な残業をしてしまう人が増えていくでしょうね…。
さらに、こういった「企業風土」は先輩から後輩へ代々受け継がれていくものです。
若手の頃に「残業をするのが当たり前」という価値観に浸っていた人が上司になった場合は、部下にも同じような考えを押し付けてしまって、残業が遺伝してしまう可能性だってあり得ますからね…。
こんな感じで、仕事ができる人に残業が集中してしまった結果、日本人は同調圧力に負けて無駄な残業を増やし、さらに自分の若い頃の経験を部下に押し付けてしまう上司のせいで日本の残業は一向に改善されない、という悪循環が生まれているんです。
「残業が辛くて会社を辞めたい」と思ったら、シンプルに会社を辞めて良い理由
ここまで「残業学」という本を紐解きながら、「日本に残業がなくならない理由」について説明しました。
ようやく本題に入りますが、結論から言うと「残業が辛くて会社を辞めたい」と感じたら、シンプルに会社を辞めて良いと思っています。
1.企業風土はそう簡単に変わるものではない
残業が日常的に発生している会社は、「残業をするのが当たり前」という価値観が浸透しているので、「残業したくありません!」と相談したところで、「残業をするのが当たり前でしょ?」と門前払いされるのがオチです。
企業風土はそう簡単に変わるものではないので、今いる会社で残業がほぼ日常的に行われていて、「残業が辛い!」と感じているのであれば、他の会社に転職するのが最適解と言えるでしょう。
2.最近では自由出社・リモートワークを導入している企業が増えています
最近では、インターネットの発達で会社にいなくてもいつでもどこでも仕事ができる環境を手にすることができました。
最先端の働き方を導入している会社では、自由出社を認めている会社や、在宅勤務といったリモートワークを導入している企業が増えています。
自由出社・リモートワークでは「残業」といった概念はありませんし、好きなタイミングで、好きな場所で働くことができるので、周りの目を気にすることなく、プライベートと両立することも可能ですよ。
3.会社を辞めることを伝えにくい時は、「退職代行サービス」を利用する方法もある
残業が頻繁に行われている会社は、いわゆる「ブラック企業」の部類に入る可能性が考えられます。
そのような会社で働いているのであれば、「会社を辞めます」ってことを伝えるだけでもかなりの労力を使ってしまいますよね…。
すでに会社を辞めることは視野に入れているにも関わらず、上司に会社を辞めることを伝えることが困難な場合は、「退職代行サービス」を利用して会社を辞める方法があります。
※退職代行サービスとは?…その名の通り、会社を辞める連絡からその後の手続きまで、3〜5万円を支払うと利用することができるサービス。
当ブログ経由で最も利用者が多い退職代行サービス「SARABA」は、業界最安値の27,000円で、しかも24時間対応しているので「明日から会社に行きたくない!」と思った時にすぐに相談することができます。
万が一退職交渉に失敗した場合は「全額返金保証」が付いていますが、「SARABA」によるとこれまで退職交渉に失敗したことは一度もないので、安心して利用することができますよ。
関連記事:【即日退職】今すぐ会社を辞めたい人は退職代行「SARABA」を利用するべき3つの理由
【最後に】会社を辞めることは「逃げ」ではありません
「残業が辛くて会社を辞めたい…!」と考えているのであれば、悩まずに会社を辞めても良いと思っています。
残業が当たり前のように行われている会社を辞める時って、「会社を辞めることは逃げだ!」なんて言われそうですが、そんなことは全くないわけで。
むしろこれだけ働き方が多様化しているのに、残業時間で自分の人生を無駄にするくらいなら、理想のライフスタイルを叶えられるような職場に転職するなり、独立した方がマシなんですよね。
会社を辞めることは決して逃げではないので、会社を辞めようか迷っている方は、本記事を参考に行動に移してみてくださいね。
また、当ブログではおすすめの転職サービス&退職代行サービスも紹介していますので、合わせてチェックしてみてください!
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